カンボジアってどんな国?性格は?宗教は?カンボジアの技能実習生受け入れを検討しているけど、実際はどうなのか?国の特徴や人々の性格、宗教について紹介いたします。
カンボジアについて
面積 | 181,035平方キロメートル |
人口 | 15.3百万人(2019年カンボジア国勢調査) |
首都 | プノンペン |
民族 | 人口の90%がカンボジア人(クメール人) |
宗教 | 仏教(一部少数民族はイスラム教) |
主要産業 | 農業(GDPの24.3%)、工業(GDPの39.2%)、サービス業(GDPの36.4%)(2021年、ADB資料) |
カンボジア人の国民性
- カンボジアは仏教文化で知られ、善行と徳を重視
- 家族を大切にし、愛情豊かな人が多い
- 治安が良く、誠実で真面目な人々が暮らしており、犯罪率が低い
- カンボジア人の価値観は日本人と一致し、謙虚さや年功序列が尊重される
- 農業や縫製業が盛んで、若者たちはハードな職種にも多くの希望者がいる
- 女性が活躍し、多くの女性候補生がいる
カンボジアでは約90%が仏教を信仰しています
カンボジア人の約90%が仏教を信仰しています。仏教は日本でも広く信仰されており、日本人にとってもなじみ深い宗教です。そのため、カンボジア人との交流や理解は比較的スムーズに進むことが期待されます。カンボジアの宗教文化を尊重し、相互の信仰や価値観に対する理解を深めることで、円滑なコミュニケーションや受け入れの関係を築くことが期待できます。
カンボジア人の約60%が30歳未満で、労働人口が豊富
カンボジアは東南アジアに位置し、ベトナム、ラオス、タイと接しています。成田空港からは直行便で7時間の距離です。首都はプノンペンで、国土面積は日本の約50%に相当します。カンボジアの人口は約1700万人で、そのうち約60%が30歳未満と、東南アジアの中でも非常に若い人口構成をしています。労働人口はとても豊富といえるでしょう。
カンボジアには働き盛りの若年層が多く、また日本が兼ねてよりカンボジアのインフラ整備等を行っていることから、日本への愛好心や憧れを強く持っている方が多く、日本人との積極的なコミュニケーションを図る国民性となっています。
一方、ベトナムは既に国内需要の高まりから、日本への魅力が薄れ人材確保が難しくなっており、人材の質低下による失踪の増加にも繋がっています。
温厚な性格で、家族や目上の人を尊重します
カンボジア人の性格は、仏教国家であることから家族や目上の人を尊重し、思いやりのある風習があります。彼らは困っている人を助けることに積極的であり、自ら進んで手を差し伸べる姿勢が見られます。一般的に笑顔が多く、温厚な性格です。また、カンボジア人は母国や家族に誇りを持っており、自己意識が高い傾向があります。
カンボジアは海外企業の進出を積極的に受け入れており、多くの人々が外国語の学習に取り組んでいます。そのため、外国語に対するハードルが低く、コミュニケーションが円滑に行えることが特徴です。
カンボジアは内戦からの復興に携わったことやトヨタやホンダを始めとする日系企業が進出していることもあり、日本への好感度が高く、親日国であるといえます。
また、製造業に関わる工場での勤務経験が多いため、特に製造業において彼らの適性が発揮されることが多いです。
海外企業の誘致に積極的
かつては農業をはじめとする一次産業が主要な産業でしたが、現在では縫製などの二次産業が中心となっています。カンボジアは経済特区を含む海外企業の誘致に積極的であり、特に製造産業分野での成長が著しい国です。
農業は機械化や加工製品の輸出増加によって変化を遂げています。一方で、他の周辺国に比べてまだ発展途上の部分もあり、国の成長と人材育成に力を入れています。
カンボジア人は手先が器用な人も多く、細かい作業に長けています。これらの特性は製造業や工場での作業に適しており、高い技術と集中力を持って仕事に取り組むことができます。
クメール語と日本語は共通点があり学びやすい
イントネーションで疑問文を作る
クメール語と日本語では、文の最後に疑問文を示す特別な語や助詞を加える必要はありません。代わりに、イントネーションや音声の上昇調で疑問文を表現します。たとえば、日本語では「これは本ですか?」と「これは本?」のように、イントネーションで質問を示すことができます。同様に、クメール語でもイントネーションが重要です。
主語は省略可能
クメール語と日本語では、文脈によっては主語を省略することができます。たとえば、日本語で「行きます」と言えば、「私は行きます」という意味として理解されます。クメール語でも同様に、主語を省略して文脈から意味を理解することがあります。
人を役割名で呼ぶことが多い
両言語では、家族や他の人々を役割名や敬称で呼ぶことが一般的です。たとえば、日本語では「お父さん」「お母さん」「おじいさん」「おばあさん」といった敬称が使われます。同様に、クメール語でも家族や年配の人々に対して尊敬の意を込めて役割名で呼ぶことがよくあります。
カンボジアを選ぶ理由
高い経済成長率
カンボジアの過去10年の平均経済成長率は9.3%で、昭和の日本の高度成長時代を上回る成長率となっています。
低額な人件費
プノンペン市内の大学新卒初任給は200ドル-300ドル程度。専門職でも500ドル程度と非常に賃金が低いため、日本で働くことを希望する若者が多くいます。
国民の平均年齢が25歳
人口の約60%が30歳未満という人口構造のカンボジアにはさまざまな可能性があり、人手不足の日本にとって、若い労働力が大変魅力です。
進出のしやすさ
カンボジアでは、土地の取得以外は外国人に対する規制がほとんどなく100%単独資本でビジネスが可能です。
物価が安い
コーラやビールは0.5ドル程度。ミネラルウォーターは0.2ドル-0.5ドル。フードコートでは約2ドルくらいで食事が可能です。
宗教は仏教が主流
カンボジアは仏教徒が多い国です。したがって日本との親和性が高く、宗教の違いによるトラブルがありません。
親日派が非常に多い
カンボジアでは非常に親日派の人が多く、中国企業や韓国企業の参入が目立つ中、インフラを中心にサポートを実施している日本への感謝の気持ちが強く、日本に好意的な人が非常に多いです。
通信インフラの充実
プノンペンではホテル・カフェ・レストラン・ショッピングセンター等で、無料のWi-Fiが使えます。ノートパソコンやスマートフォンなどのデバイスの普及も急速に進んでいます。
米ドルの主要流通
カンボジアは東南アジアの中でも、お金の出し入れがしやすい金融メリットのある米ドルが主要通貨として流通しています。